WANOWA 岐阜県中津川市「なかつがわ御神木祭」
- kyarainnovate
- 7月9日
- 読了時間: 4分
ロングセラーの「WANOWA 加子母ひのき」や、「アロマレコルト」シリーズなど、木を使ったアイテムの製造など、設立当初からモノづくりを通じて地域全体と親交の深い、岐阜県中津川市。
この地域で育つひのきは、20年に一度、お宮を新たに建て替え大御神にお遷りいただく伊勢神宮最大のお祭り、「式年遷宮」で御用材として使われています。
式年遷宮は9年間続いて行われる神事で、今年は第 63回目始まりの年。
大切に保護・管理されている森から、厳選された木曽ひのきだけがご神木として伊勢神宮へ運ばれていきます。
我々の取り組みも評価いただき、中津川地域で行われた御神木祭の木遣音頭へ特別に参加することができました。

〜木遣音頭とは〜 20年に一度の式年遷宮の際、神木を木曽山で伐採し、神宮へ送るときに歌う重要無形民俗文化財のこと (現在では、年に一回山開きの際にも歌われています)。 法被姿に手甲、脚絆、草鞋ばき、腰には腰皮をつるし、指揮者が采配を握り、声高らかに音頭をとって参加者全員で「ヨーイヨイ」と唱和します。 通常、木遣音頭に参加できるのは男性だけですが、今回は特別に女性陣も参加することができました。 |


2025年6月5日
一行が中津川に到着すると、至る所に「御神木祭」ののぼりが掲げられていました。
木遣音頭の衣装、法被やハチマキをお借りし、切り出された御神木がある護山神社へ。


木遣保存会の皆さんと合流。
これまでは別々でしたが、今回初めて付知地域と加子母地域の木遣保存会が合同で行う記念すべき回に参加することができました。

木遣音頭は歌い手に合わせて、その他の人が「ヨーイヨイ」と合いの手を入れたり、采配(さいはい)といわれる木曽ひのきで作られた棒を振り上げます。



2025年6月6日
快晴となったこの日。
御神木を載せたトラックを木遣音頭が先導して、護山神社を出発します。
これから 3か所を巡って、最終地点の中津川駅のふれあい広場を目指します。
沿道では、全国から来られた大勢の見物客が手を振り、記念撮影をするなど温かく見送ってくれました。



次の会場、道の駅花街道付知では、約1000人もの人が。
木遣音頭の方たちも、「地元の一番大きい祭よりも集まってるぞ!」と驚いていました。
ここでは、一般の方たちも一緒にご神木を引っ張る「お木曳(おきひき)」を行います。
みんなで木遣音頭で声を合わせて、広場を半周ほど引っ張り、ご神木の出発を見送りました。


その後も「福岡総合事務」「ドライブイン元起(苗木)」で、木遣音頭・おんぽい節・太鼓や獅子
舞の演奏などが行われました。




そして、いよいよ中津川地域のご神木祭最終地点へ。
中津川駅周辺からスタートし、ふるさとにぎわい広場まで約1㎞の距離のお木曳です。
木遣の方が幼稚園児に合いの手を教えたり、初めて見る光景に戸惑う子供たちに「ほら、ここ入りな!」と大人が温かい声をかけたりと、世代を超えて一丸となっている姿が印象的でした。


無事、長い坂を上り、約1時間かけてようやく広場に到着。
木遣音頭を歌い、18時頃中津川エリアが終了しました。
2日間に渡り行われた御神木祭の木遣音頭。参加した一行は、さすがに疲労の表情もありましたが、最後は皆さん笑顔でゴールを喜んでいました。
▶ 今回、参加してみて。
地域の方々に迎え入れていただきながら、木遣音頭の方々が歌い、采を振り上げ、みんなで合いの手を入れて御神木を引っ張る…
かけがえのない一体感を味わい、大変貴重な経験となりました。
この後、中津川を出発した御神木は各地域を巡り伊勢神宮まで運ばれていきます。
式年遷宮が完了するのは8年後…
この壮大なお祭りに参加させていただき、文化継承のためにも一役買えていたら幸いです。
これからも、中津川地域の皆さまとモノづくりを続け、より多くの方々へその魅力をお伝えできればと思います。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございます。
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